その1から、つづきまして、大磯クリテの振り返りをまとめていきます。僕が皆さんに知って欲しかったことの一つは、ライダーのお悩みを聞ける人はフィッターですよってことです。
大磯クリテの朝はライダーも僕たちにおいてもとても早い。
クリテリウムレースの初心者の方にも優しい設計がされていて、集団走行やレースフォーマットを学べます。冬に開催されるので、ビギナークラスのライダーが自走で来るとなると、日の出と同時に家を出ることもあるでしょう。それでも頑張ってきてください!会場でお待ちしています。
最後のエリートの走りを見て帰ってほしいのですが、まる1日会場に滞在する必要がります。コンビニフードを持ち込んでも良いですが、おすすめは「ホットドッグ」です。自家製のソーセージをキッチンカーで調理してくれて、僕の一番のオススメメニューです。大磯に訪れるたびに食べています。
2022年のタイムスケジュールです。参考になれば。
会場スタッフの方はもっと早いですね!レース前のライダースミーティングには必ず出ましょう。毎回、当日の注意事項などをしっかり聞いてください。当たり前ですが、レースを行うライダーは事前にバイクのメンテナンスを最寄りのショップで受けてきてください。
本当は、フィットも済ませた方がより安全なフォーム、ポジションで走ることができます。
この大磯クリテリウムにはヘアピンカーブが1箇所あります
転倒するライダーがすくなくないです。多くのライダーが直線でスピードを出すことを重視しているため、コーナリングでは簡単に自分の能力の器を超えます。
フィッターの目線でも、コーナーリングが安全にこなせないハンドルの位置のライダーを多く見ることができます。これって、カーブの練習をほとんどしない(できる環境がない)ロードレーサーの盲点の一つとも言えます。
一回の落車でもバイクが壊れ、ライダーも怪我をします。
ロードバイクの落車は、大怪我を負うことにもなります。
バイクのレベルを能力に合わせましょう。
ここは、フィッターに冷静に判断してもらうしかありません。ハンドルとサドルの高低差が高いと、前輪が滑りますので注意が必要です。
2月の出展では、5〜6名の方とお話ができた。残念ながら、正午に雨が降ってしまい実質クローズになってしまった。レースは元気に行われますが、とても寒かったと思います。
3月の出展では、20名弱の方とお話ができた。ライダーとの対話の中で、フィッターとの接点がないことがわかった。
ポジションの専門家のフィッターとの接点を増やしたいと感じた1日でした。ライダーが抱えるお悩み解決の方法を、僕らフィッターは知っています。フィッターが積極的に会場などに足を運ばないといけないと感じたし、まだまだ、フィッティングを広めなくなった。
フィッティングの4つのテーマを意識して行います。
・新車を購入するときのフィット
・痛み改善のためのフィット
・能力向上・戦うポジションフィット
一般的には購入のためのフィットで普及していますが、ここに掲げたように実際に自転車に乗ることで本当のお悩みが見えてくると思います。そして、自分は全てのフィッティングを行っています。自転車のお悩みの相談を聞ける人はお店のスタッフではなくフィッターです。