補給は、本当に大切だと今回あらためて痛感している。

どれだけ身体を仕上げても、エネルギーが切れたら走れない。特にロングのレースでは、補給が勝敗を分けると言っても過言じゃない。だからこそ、何を、いつ、どのくらい摂るのか──その“準備”がすべてを左右する。

実際にバイクパートで補給をこなす予定の食べ物一式

今回は、いろんな種類の補給食を持っていく予定だ。ジェル、固形、ドリンク、塩タブレット……状況に応じて使い分けたいし、万が一のことも考えると、どうしても量が多くなる。だから補給を入れるバックは、容量がしっかりあるものが必須。ここをケチると、途中で詰む。

実際に準備をしてみて思ったのは、「何を食べるかを先に決めてから、バックを選ぶ」のが正解だということ。逆に、バックのサイズに合わせて補給を減らすのは、危ない。足りなければ途中で止まる。レース中にそれは致命的。

今回使うバックは、フレームにボルトで直接取り付けできるタイプ。これが本当に優秀で、見た目もスッキリするし、走っていてもズレないので安心感が段違い。バンドで固定するタイプだと、ずれたり揺れたりしてストレスになるけど、このタイプはまるでフレームの一部みたいにしっかり固定されている。

走りに集中できる環境を整えることも、レース準備の一部だと思っている。補給は“ただ食べる”だけじゃない。“計画”と“収納”まで含めての準備。補給がうまくいった日は、レースも必ずうまくいくはず。