皆さんトレーニングは進んでいますか? 6月の富士ヒルも終わり、練習も一段落ついてると思いますが、夏に向けてどのような準備をされていますか?ピリオドライゼーションと言う考え方をご紹介したいと思います。フィッティングやコーチングの現場ではトレーニングの集中と優先順位のお話を必ずライダーさんの理解を確認しながら行っています。ゴールに向かって練習を進めていくタイムライン、すなわち計画の定石というものがベースにあると考えてください。

練習計画?そんなもんしてないよ!と言う方多いかもしれませんが、体は機械ではありませんので、練習より体に刺激を入れ、疲労させる、寝る、回復するのサイクルを繰り返し行うことで成長を促すことが科学的に解明されています。今一度皆さんの練習の計画の見直しをしてみてはいかがでしょうか。下の図は富士ヒルに調子を合わせると想定した時のピリオダイゼーションです。

正しく休息していますか?

例えば、富士ヒルを前提に走る方は、6月ごろに元気よく走れるよう練習を積み重ねます。その後も走り続けると、多くのライダーさんは8月ごろ体の重さ不調を感じられることが少なくないはずです。このピリオダイゼーションと言う考え方は、多くのトップアスリートが実践している計画の整理の仕方ですので、一年間通して健康にサイクリングを楽しむため、実践しておきたいところだったりします。

サイクリングをスポーツの観点で捉え、オーバートレーニング症候群や怪我防止の観点より実践していただければと思います。8月の過ごし方によっては、秋口ごろにまた成長した自分を体感し自転車を楽しく乗れるようになるはずです。

オススメは、8月の1週間から10日ほどのショートタイムのオフシーズンを設けると良いでしょう。フィッティングをするタイミングもちょうど今。オフシーズン明けからは、ベースのトレーニングから再スタートいたしますので、ポジション構築にちょうどいい時期です。今の乗り方や疑問などを三ツ星フィットに質問をぶつけて、ナイスポジションを一緒に作ってみませんか?