ライダーの体に触れながら測定を行うフィッティングの要とも言える部分なのですが、ライダーにOKをいただき身体測定のプロセスの一部を動画にしたものを投稿しました。

このようにライダーの身体の情報を入手して作り上げるRetul Fitではポジションに根拠を説明できます。こんな感じ・・・でポジション作りを行いません。フィッティングはライダーとプロセスで拾い上げたデーターのキャチボールを行いながらゴールに向けて走っていきます。

全てのライダーが1ミリのサドルの変化を捉えることはできません

ライダーの感覚のフィードバックがない、または感覚が鈍いお悩みの場合もフィットの現場ででくわします。時にライダーにポジションの感覚を聞き、反応をみながら進めるポジション調整はプロセスそのものが苦痛になってしまう恐れがあります。ここが重要で、私自身の感覚も正直あてにならないのが事実です。

・どう決めたのか?
・どう考えたのか?
・データを提供したか?

がフィットのサービスをゴールに進める上で根拠が必要になります。


私がやらせてもらっている Retul Fitのサービスでは当たり前ですが、ポジション測定、身体測定、rpm測定、出力測定などを行いポジションを数値として捉えることができます。

フィッターは数値(データ)の概要や、比較した結果や、ジャッジをライダーに伝える。フィットの熟練度が上がると、より良いポジション(数値)、より官能的に気持ちいポジションに導くことができます。

感覚でのアプローチでは、ポジション調整を行う人が見えているコトをライダーに伝える作業となるため、時にライダーが理解できない場合があります。

話がズレますが、私自身としては、多くのライダーがフィッティング受けて欲しいし、多くのライダーがフィッターになって欲しいのです。是非フィッターさんには、ポジションの根拠を作れるフィットブランドを道具として使って欲しいとねがっています。お悩みや痛みが再び出て解決できなかった時の、魔法が解ける瞬間は幸せではありません。今日は耳が痛いことを言ってしました。反省