三ツ星自転車研究会オンラインが、12名のライダーの皆さんと共に無事に開催されました。今回は、渡邉がフィットやトレーニングについての基本を話し、質疑応答ではパワーメーターの使い方や回復と休息についての掘り下げた議論が行われました。
体に関する専門的な話題では、理学療法士の小田島さんが登壇されました。神奈川や東京都を拠点にフリーランスで活動する小田島さんは、自転車のことを深く理解した身体のスペシャリストです。今回の講義では、体の仕組みや特徴についてわかりやすく解説し、さらに体がどのように力を発揮しているのかについても詳しく掘り下げてくださいました。
自転車という趣味は、機材の進化を楽しむだけでなく、身体への理解を深め、健康増進にもつながる奥深いものです。フィッターの視点では、機材と人間の融合がこれからの新しい自転車の楽しみ方といえます。フィッターとは、ライダーの身体能力を理解し、自転車をライダーに最適化する専門職で、機材と体を調和させながらライディングを支える存在です。
一方、理学療法士は、病気やけが、老化などで身体機能が低下した人に対し、運動機能の回復や維持、向上をサポートするリハビリテーションの専門家です。
今回のオンラインセッションでは、機材と人間の「融合」を追求するフィッターと、「体」という道具を活かす理学療法士が対話を通じて参加者の理解を深めました。具体的な質問も多く寄せられ、ライディングやポジションについての意識がさらに高まったようです。
次回の開催もどうぞご期待ください。